高血圧の原因については、原因不明というものが多いようです、しかしその要因となるものは塩分の摂り過ぎ、肥満などの他の病気、運動不足などがあります。
以下のポイントを参考に改善に努めましょう。
まず、塩分は高血圧と最も関わりの深い危険因子の一つと言われています。
日本人の1日の塩分摂取量は12g前後で、高血圧の人では1日6g未満が理想とされているようです。とは言うもののなかなか厳密に厳守することなどは難しいです。要は毎日の食事でできることから減塩に取り組むようにしましょう。
高血圧の方は糖尿病、肥満、脂質異常症などの他の病気を合併しているケースが多いです。たとえば、糖尿病の人が高血圧になる確率は、糖尿病でない人の2倍高く、両者が合併すれば、動脈硬化はいっそう進みやすいことが分かっています。さらに高血圧、高血糖、脂質異常が引き起こされてしまうと、最悪の場合は心臓病や脳卒中になることがあるのです。
高血圧はもちろん、肥満の大きな原因でもあるのが、運動不足です。日常の身体活動が低いと高血圧になる頻度が高いことから、世界保健機構でも、高血圧の非薬物治療の一つとして運動療法を推奨しています。運動にはウォーキングや水泳などが高血圧の改善には効果的です。
そして、精神的ストレスを溜めない事も大切です。ここが案外見落とされる傾向があります。イライラや怒りっぽくなったり、カーっとすることは日常あると思います。問題はその状態を引きずらないことが大切です。
勿論、その状態のときは身体状況はいいとは言えませんが、ずっと同じ状態や余韻が続き、習慣になってしまうのがマズイ訳です。ストレスの蓄積によって、血液PH値は酸性傾向となることがあります。
また、頭に血が昇り、頭熱足寒状態となります。これがよくないです。最悪、心臓病や脳卒中になるリスクが高まるので、頭寒足熱の状態に常日頃からできればベストです。とは言うものの、なかなか現代社会では簡単そうで困難なようにも思えるのです。